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築約100年のレトロ建築「omusubi」から発信する奥駿河の魅力

2023.9.29

暮らし

みなさん、こんにちは!

日本一の富士山を眺めながら、休日を大きく楽しむ!
静岡県東部を中心とした新(深)情報サイト「ふじスマ+(プラス)」のライター、スマコです。

かき氷 えびな」でおやつタイムを楽しんだ後は、周辺をお散歩。

「かき氷 えびな」のある県道沼津土肥線の一本裏の道を歩いていると、ひと際目を引く木造の建物。

この建物が建てられたのは100年程前。昔は、郵便局や電話の交換所としても利用され、現在は「omusubi」という名称でギャラリーやイベントスペースなど、交流の場として時折活用されているとのこと。

現在、この建物を借りて活動拠点としながら地域づくりをしている団体、「OKUSURUGA BOARD」に連絡をしてお話を聞くことができました。

奥駿河からおもしろいこれからをつくる

改修するにあたり、できるだけ建物の雰囲気をそのまま活かしたいと考えたそう。建築当時の最先端であったであろう洋風のデザインが施され、ノスタルジックな空間です。現在は、ロケ地として活用されることもあるのだとか。

団体名にもなっている「奥駿河」という言葉。「OKUSURUGA BOARD」が主に活動する、奥駿河湾沿岸エリアを呼称しているのだそう。駿河湾越しに見える世界遺産の富士山、昔から地域の人たちが信仰してきた多くの神社仏閣が点在し、懐かしさを感じられるまちなみが残るエリア。
多くの人がこのエリアに魅力を感じ、好きになってもらえたらと、「omusubi」を活用して奥駿河に訪れるきっかけづくりをしています。

今はもう見られないデザインのブレーカーに、1回目の東京オリンピックが開催された1964年のカレンダーなど、建物内の至る所にわくわくするものが。

「よかったら飾ってください」と、漁船で使われていたランプや、ご家族が使っていた壁掛け時計など、中には地域の人たちからいただいたものもあるそうです。

建物内をじっくり見るとおもしろい発見があるかもしれません。

昔は地域の人たちの暮らしを支えた場所でしたが、ここ何十年かは倉庫になっていたため、建物の傷みが激しく、人の出入りのない遊休不動産でした。

沼津市の取り組みである「リノベーションまちづくり」の見学会をきっかけに、この建物を借りることになり、大勢の人たちの手を借りて片付けや改修を進めました。

ある程度まで改修できた頃、まずはできることからはじめようと、見学会を兼ねたお茶会を開催。
訪れた人と場所の活用方法を話し合ったり、建物や地域の歴史を知ってもらったりと、2019年の冬から建物の活用をスタートしました。

そして、「奥駿河と人を これまでとこれからをむすぶ」場所にしたいという想いを込めて「omusubi」と名付けたそうです。

2017年に写真好きの仲間と共に「OKUSURUGA BOARD」を立ち上げた、主宰の齋(さい)秀雄さん。

例えば、海外の人と言葉でコミュニケーションが図れなくても、写真という手段を用いれば多くのことを伝えられる」と、「OKUSURUGA BOARD」は奥駿河の暮らしや歴史、まちなみなど、その魅力を写真で発信を続けています。

最近では、様々な職種のメンバーで構成された団体の特色を活かして、多くの人に自分の作品や商品を見てほしい、知ってほしいという、アーティストや生産者などのスタートアップをサポートしています。

━━━━━━━OKUSURUGA BOARDについて教えてください

「フォトグラファー、デザイナー、ライターなど、メンバーそれぞれの好きなこと、得意なことを活かしながら、無理はせず、できる時に参加するというスタイルで活動を続けています。活動を長く続けていくためにも、それぞれが自分のやり方で関わり続けてくれている今の状態がまさに理想だったので、いい方向に進んでいると思います」

━━━━━━━活動をスタートして7年目、活動当初からを振り返って思うことを教えてください

「新型コロナウイルスの流行が本当に予想外で。ようやく「omusubi」の活用を始めたタイミングと重なってしまい、人が集まるイベントが開催できないなど、せっかくそれまで築き上げてきた地域の人たちとの関係性が薄れてしまう状況に、やるせなさを感じました。しかし、コロナ禍でもできることをと、奥駿河の風景を撮影し、SNSで発信し続けました。「OKUSURUGA BOARD」の活動や“奥駿河”というワードを、地元の人たち以外にも知ってもらえるようになってきたと手応えを感じられる場面もあり、“焦らず、今できることをやろう”と行動し続けてよかったと思います。そして、“奥駿河にあるomusubiに来てください”そう言える活動拠点ができたことで活動の幅も広がりました」

まちなかや都会にはない魅力

自分たちがそうであったように、写真好きを惹きつける奥駿河のまちなみや空気感を体験してほしいと、フォトツアー撮影講座などを企画。これまでに沼津市内外からの参加がありました。

参加者の撮影した写真を披露し合うと、魅力を感じて切り取った景色が人によって違うところに面白さを感じるのだとか。

アートには人を動かす力がある

「omusubi」では、これまで何度か地元で活動するアーティストの作品展が開催され、その都度県内外から200名程が来場したとのこと。「omusubi」とアート活動について聞きました。


━━━━━━━omusubiで、作品展を開催する目的は?
「もともと私たちがアートが好きというのが大前提にありますが、“地域のアーティストと地域がつながる場所”になってくれたら。アートには、人を呼ぶ力があると思います。作品の力を借りて、人が奥駿河へ足を運ぶ仕組みづくりができればと考えています。作品展に来てくれた人が周辺のお店で食事を楽しんだり、お土産を買って帰ったりと、地域の経済の循環も期待できます。私たちのアーティストの推し活が、自然と地域活性にもつながり、地域の賑わいの創出になればこの上なく嬉しいです」

次回の展示:「あやべーとおむすび」

アーティスト:aya-be (Instagram:@ayabe1985
≫木製彫刻、張り子、絵画などを展示販売

会期:2023年10月14日(土)、15(日)
時間:11:00-15:00 ※急な変更など、SNSでお知らせ
※入場無料

アーティストのコラボレーション15日のみ落語披露】

山仲家馬沈による落語「七面堂」の披露。※無料
2023年10月15日(日)14:30~(15分~20分程度)

11月の催し

沼津市内のお茶農家「山市」主催の「奥駿河でたのしむ沼津茶の会」を開催。
静岡県東部を中心に活躍するパティシエ「yunasweets」とコラボレーションし、沼津茶の試飲とこの日しか味わえない、沼津茶とペアリングをイメージして作られたお菓子を販売。

開催日時:2023年11月12日(日)10:00-16:00 ※事前予約の必要は特になし
また、山市のお茶、yunasweetsの焼き菓子販売を同時開催。※入場無料

solen nel(ソラン ネル)」主催、出店作家らによる作品の展示販売、雑貨販売。

開催日時:2023年11月19日(日)11:00-15:00 ※入場無料
※エコバッグをご持参ください
(出店者)
■ Urara レモネード
■ Frolic 
生花
■ Soileat table 
Foods
■ yunasweets 
焼き菓子
■junkanworks 花器
■ solen nel
 生活雑貨

OKUSURUGA BOARDのこれからの展望

立ち上げ当初からの団体のコンセプト、“写真からはじまるInnovation”。
写真というツールを使い、奥駿河の魅力を再発見して新たな価値を生み出そうというもの。

「omusubiにだけでなく、地域に人を呼ぶ仕掛けをしてきたいです。自分の好きな写真と絡めて、直接土地の魅力を感じてもらうフォトツアーをやっていきたいですね。あとは、新しい拠点づくりと、地域に暮らす人たちと、気軽に話せる関係性を築いていきたいです」と、齋さん。


「omusubi」や「OKUSURUGA BOARD」の活動やイベントの最新情報は、SNSをチェックしてくださいね!波音や潮風、夕日の美しさなど、奥駿河の自然や暮らしの風景を、ぜひ体感してください。

施設情報 – omusubi

所在地:静岡県沼津市内浦三津129
OPEN日:イベント開催時のみOPEN。スケジュールは、SNSでお知らせ
Instagram:omusubi(@omusubi130)/OKUSURUGA BOARD(@okusurugaboard

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ライター

スマコ

スマコ

ふじスマ+のライターをしています!伊豆の魅力が多くの人に届くように記事を書いています。